地盤改良
表層改良工法
表層改良工法とは
表層改良とは、杭を作るのではなく基礎の下の軟弱地盤を、すべてセメント系の粉体固化材を軟弱土と混合・撹拌し転圧して硬質で均一な安定層を形成する工法です。
表層改良工法の特徴
- バックホーを使用する為コンクリートや石などが地盤に混入していても、排除しながら工事を進められます。
- 改良厚が浅い場合、比較的安い工事費で施工できます。
適用範囲と適用構造物
- 小規模建物*の基礎
- 中層建物の基礎
- 河川築堤・護岸の基礎
- 道路・盛り土の沈下防止
- 土留め・止水壁
- 擁壁・看板の基礎
改良深度
- 2.0mまで
*以下の条件をすべて満たす建物、および高さ2m以下の擁壁等の小規模工作物
(地上階3階以下、高さ13m以下、軒高9m以下、延べ面積500㎡以下)
以下のような地盤の場合、表層改良工法は適用できません。
- 安定地盤が不均一の場合や傾斜がかかっている場合
- 地下水位が改良面より浅い所に多く存在する場合