地盤改良
柱状改良工法
柱状改良工法とは
セメント系固化材をスラリー状にして、地盤に注入しながら機械で混合撹拌することで、軟弱土を柱状固化して地盤強化を図る工法です。
柱状改良の施工機には施工管理装置を搭載しており、確実で安定した施工品質を提供できます。
柱状改良工法の特徴
- 柱状改良は費用を抑えることができる、もっとも一般的な地盤改良工法です。
- 柱状改良は地盤内にセメントによる柱状の改良体を作り、建物を支えます。
適用範囲と適用構造物
- 小規模建物*の基礎
- 中層建物の基礎
- 河川築堤・護岸の基礎
- 道路・盛り土の沈下防止
- 土留め・止水壁
- 擁壁・看板の基礎
改良径
- φ400~1200mm
最大改良長
- 12m
*以下の条件をすべて満たす建物、および高さ2m以下の擁壁等の小規模工作物
(地上階3階以下、高さ13m以下、軒高9m以下、延べ面積500㎡以下)
施工管理装置とは
業界最先端の施工データ管理装置「ジオモニター」。地盤補強工事(柱状改良工法・鋼管杭回転圧入工法)の施工状況をリアルタイムでモニタし、それらのデータを管理するシステムです。
従来、工事の品質は機械オペレーターの勘に頼るケースが多く、地中の中身が良く理解できず、安全性や信頼性が乏しいとされていました。近年、住宅地盤の安全性や信頼性が注目される中、当社ではジオモニターを導入し、より正確で安全な施工品質を証明します。
施工管理装置の画面解説
柱状改良/メイン画面
▼表示内容
攪拌速度/積算回転数/積算流量
改良体が垂直に施工されているかも表示される。
柱状改良/杭モニター
▼表示内容
深度/積算回転数/積算流量/貫入量
▼各深度ごとの表示
セメントミルク流量/回転数が規定以上か/トルク値/速度
柱状改良/杭詳細データ
▼表示内容
施工時間/深度/回転トルク値/積算回転数/積算流量
柱状改良/改良体詳細グラフ
▼表示内容
深度/回転トルク値/回転数/流量
※縦軸:施工深度、横軸:施工時間計